MARIE CLAIRE DEUTSCH

今回のカバーストーリーは、ドイツ版の『マリー・クレール』です。モデルは、みなさんもご存知のジョージーナ。クラシックな美しさを持つモデルです。はじめに、このカバー、どこで撮影したと思いますか? なんと、タイまで行って撮影したものです。この仕事は、カバーとふたつのファッションストーリーで、10日間という長期ロケでした。NYからタイまで、何時間かかると思いますか? なんと、NYから成田まで14時間、成田からタイのバンコクまで6時間。なんと、飛行機に乗っているだけで、約20時間! この日、NYはスノーストーム(大雪)で、私たちの乗った飛行機は滑走路で3時間以上もの間立ち往生し、そのうえ成田では、バンコク行きの飛行機に乗り換えるのに4時間近くもの間エアポートで飛行機を待ち、長い長い旅だったことを思い出します。バンコクに着いたその夜、私は長いフライトの疲れで、高熱に襲われて寝込んでしまいました。でも、翌日にはすっかり疲れも取れ、嘘のように元気になっていましたが。

翌朝、早朝からスタッフ全員でロケハンに出かけましたが、そのエキゾチックな街の風景には感動しどおしで、遠いNYから時間をかけて来た甲斐があったと、心から感じずにはいられませんでした!!

このカバーは、ファッションの撮影の間に撮られたもので、いくつかの違った場所で、そしてイメージを変えてカバートライを何度も行いました。ですから、このカバーは、その数多くの中から選ばれた最高のものなのですヨ。

今回のフォトグラファーは、RMKの広告を撮ってくれているマイケル・トンプソン。彼は世界で5本の指に入るすばらしいフォトグラファーで、とくにビューティフォトは彼の右に出る人はいないと言われています。そんな彼と仕事をしはじめてから、かれこれ10年近くも経ちますが、毎回美しい写真が仕上がるので、今回のロケもとても楽しみにしていました。

さて、モデルのジョージーナですが、彼女は南アフリカ生まれで、その上品な美しさの中にワイルドさを秘めた、スーパーモデルの中では希に見るタイプのモデルです。

皆さん、「アウト・オブ・アフリカ」という映画を観たことがありますか? あの映画のロケ地になったところで彼女は育ったそうです。そして、その映画に出てくる家は、なんと彼女がおばあさんからもらったものだそうです! ぜひ遊びに来てほしいなどと言われ、ちょっとビックリでした。