VOGUE ESPANA MORZO 1995

スパニッシュ・ボーグ カバーについて2回にわたりお話をしたいと思います。最初はナオミ・キャンベルのカバー。

この撮影は、中ページも含め NY で2日間にわたって行われました。フォトグラファーは、ミュージックビデオのディレクターとしてもとても有名なマシュ―・ローステン。このカバーのテーマはピンナップガール('40年代にはやったセクシーな女性、今で言うプレイボーイガールのようなもの)。ピンナップガールといえば、アルベルト・バーガス。彼は'40年代に雑誌のカバーのためにセクシーな女性を描いた画家です。ピンナップガール、すなわちバーガスガールと言われ、とても有名な人でした。私も彼が描いたセクシーな女性たちが大好きです。そこで今回は、スーパーモデルのナオミ・キャンベルをこのバーガスガールにしてみようという大変おもしろそうな仕事でした。

このバーガスガールをつくるメークの特徴は、細い眉と健康そうなピンクのチーク、そしてふくよかな赤い唇。ナオミの場合はちょっと大人っぽいセクシーさを出すために、アイメークを強めにしました。メークが完成するまでちょっと時間はかかりましたが、彼女自身このメークは大変気に入って、仕上がったときに「beautiful!」と言ってくれました。

ヘアーは、ウエイビーなウィッグをかぶっています。ヘアーメークが完成すると彼女は鏡の前でいろいろなポーズをとりながら、ピンナップガールらしさを出すための研究を一生懸命していたことを思い出します。なかなかセクシーなポーズでしょう! やはり彼女はスーパーモデル!

でも、実を言うと、このとき彼女は5時間も遅れて来たのです(いつものことですが・・・・)理由は忘れましたが、いつものことですが納得がいく理由があるような、ないような・・・。翌日スタジオに行くと、「昨日は遅れてごめんなさい」というメッセージ付きで、かわいいブーケがスタッフひとりひとりに届いていました。この日も彼女は2時間遅れてきましたが、みんなで許してあげることにしました。

このカバーが出たとき、業界ではちょっと話題になったんですよ。私としても、気に入っているもののひとつです!!