LIFESTYLE
安全安心の野菜を選ぶという スタイルがスタンダードになりつつ現在。 ではその野菜をどうやって見分けるのか ということにも関心は集まっています。 都市型マルシェは自分の住んでいる街に いながらにして生産者と直接と会える。 手軽で安心、がそこにはあります。

<上左> 並ぶ野菜のことだけでなく、生産者の方の野菜への想いも訊いてみると会話が弾みます。<上右>人参やバジル、ごまなどの手づくりジャムを販売している「Grand Mamma」。食欲をそそる濃厚な香りと味わいで人気です。<下>ブースの前ではお客さんと生産者の会話で溢れている。

安心安全な野菜を求めて宅配野菜を利用したり、道の駅などの直売場に出かけたりする人が増えているなか、さらにお手軽な都市型マルシェが注目を浴びています。大きな特徴は生産者が直接都会に販売しに来てくれるということ。農林水産省の支援によって立ち上がったマルシェ・ジャポンの手により表参道・札幌・仙台・名古屋・福岡など全国12都市で展開されています。青山・国連大学前のマルシェにお邪魔したところ、会場は色とりどりの旗やお揃いの木箱などに彩られ洗練された雰囲気。朝早くから多くの客が訪れ活気に満ちています。並んでいるのは採れたての季節野菜、青森から運んできたリンゴ、新鮮野菜で作ったジュースやジャムなどさまざま。生産者が直接販売しているため安全性の確認はもちろん、おいしい食べ方、保存方法などの会話があちこちで花咲いています。人参ひとつとってもあちらの人参とこちらの人参では生産地も生産方法も違う。それをひとりひとりと会話することで、自分好みの人参を探しだす。そんな楽しみがここにはあります。また、芋を作るのが好きだからと珍しい品種までさまざまな芋を作っている方や、野菜に興味を持ち始めついに自分で作り始めてしまった若者など、生産者の方のキャラクターに触れることができるのも魅力です。作る人の顔が見えると、野菜の美味しさがいちだんと際立ち、大切に料理して食べようという気持ちが湧いてきますよ。マルシェ・ジャポンが目指していることのひとつにマイファーマーを見つける、というのがあるそうです。お気に入りの生産者を見つけ「今はなにが美味しい?」と会話しながらその時々の献立を決める。そんな野菜とのつき合い方って素敵だと思いませんか?

<上>全国の畑から集めた野菜たち。食べ方や美味しさの秘密などの話は直接訊いてみて。<下左>プチベールはケールと芽キャベツから生まれた新野菜。β-カロテン・ビタミンC・鉄分などが豊富で、サラダやスープにして食べると美味しいとか。<下右>春野菜のひとつスナップエンドウ。炒め物にもよし、茹でるだけでも美味しくいただけます。

旬の野菜や珍しい品種の野菜に出合えるのもマルシェの楽しいところ。春に旬を迎える野菜といえば春キャベツ、アスパラガス、たけのこなど。そしてグリーンピース、えんどう豆、スナップエンドウなどの豆類です。「春野菜はほんのり苦みがあるのが特徴です」と話してくれたのは出店者のひとり、伊藤由樹子さん。伊藤さんはおいしい野菜を探して全国の畑を訪ね歩き、マルシェで販売しているそう。春野菜は鮮やかなグリーンのものが多く、その中でも女性の美容にいい栄養が豊富なのが豆類。春は「生のグリンピースはすごく美味しいですよ」と伊藤さんが言うように、缶詰や冷凍ではなく、生の豆類をたくさん食べることができる絶好のチャンスです。また、プチベールなどの新野菜にも注目。手軽にサラダなどにできるので、春の食卓を彩る一品に加えてはいかが?そのほかの珍しい野菜や旬野菜もマルシェに出かけると出合えます。あなただけの美味しい野菜とレシピを見つけてみてください。

