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2010年、宇宙の旅事情

子どもの頃、遠い未来の話と思っていた 宇宙旅行が、そろそろ現実のものとなりそうです。 そのほかにもスペース・シャトルが退役したり 日本から金星探査器を打ち上げ予定など 2010年以降の宇宙はなにかと賑やか。 そこで2010年の宇宙の様子を覗いてみました。


2009年12月に公開された民間宇宙旅客機「スペースシップ2」。宇宙に飛ぶ時はマザーシップから切り離され、真ん中の本体のみが音速の3倍のスピードで宇宙空間へ。

無重力空間でのイメージ図。窓の外には静寂に包まれた宇宙と青い地球が広がっている。
画像提供:ヴァージンギャラクテイック社

宇宙旅行が現実になる日はもうすぐ!?

 映画やアニメの世界では民間人が宇宙に飛び出す姿をよく見ますが、あまり現実的に考えていない人も多いのではないでしょうか?でも実は、民間人の宇宙旅行計画は着々と進んでいて、すでに日本でもJTBやクラブツーリズムなどが海外の会社の日本公式代理店となって宇宙旅行プランを発表しています。今回お話を伺ったのはヴァージン ギャラクティック社の日本の公式代理店であるクラブツーリズム。こちらで計画されている宇宙旅行は、全フライト約2時間の弾道飛行だそうです。定員6名の民間宇宙旅客機「スペースシップ2」で、高度110kmの宇宙空間へ。そこで約4分間の無重力体験をしながら、窓の外に広がる宇宙空間と地球の姿を存分に楽しむというプランです。2009年12月には米国カリフォルニア州モハベ空港にて遂にスペースシップ2が公開され、宇宙旅行の実現もすぐそこに!という期待に溢れている状態。この時の発表では2011年開始の予想だということです。すでに世界で250名の方が申し込みを済ませていて、日本人も10名含まれています。ちなみに旅行費用は3日間の準備訓練など込みで20万ドル。未知の世界への旅行とあってまだまだ庶民には手が届かない費用ではありますが、これから民間宇宙旅客機がどんどん増えていって宇宙旅行が当たり前になる時代がくるのかもしれません。


地球の兄弟星「金星」の謎が明かされる!?

 こちらは無人の金星探査機の話題。明けの明星、宵の明星と表現されるように地球にとって身近な惑星である金星ですが、その実態はまだまだ謎に包まれているのだそうです。その謎に迫るべく打ち上げられるのが日本の金星探査機「あかつき」。金星は大きさや重さが似ているため地球の兄弟星とも呼ばれていて、金星を観測することで地球の気象についてもよく分かるのではと期待されています。打ち上げは2010年度内を予定。これまで金星探査はほとんど行われていなかったため、「あかつき」の活躍には期待が集まっています。このような日本の宇宙事情を知りたい方におすすめのスポットが、丸の内オアゾ内の「JAXA i 」。宇宙から見た地球の映像や本物のロケットエンジン、宇宙服のレプリカなどが展示され、探査機の打ち上げの時などは中継を見られることも。私たちの頭の上にいつも広がっている宇宙での出来事、少しだけ知ってみると空を見上げる時の楽しみが増えそうです。

<写真上> 金星探査機「あかつき」のイメージ図。金星最大の謎は、毎秒100mにも達する「スーパーローテーション」と呼ばれる暴風が吹き荒れていること。「あかつき」はこの気象の謎に迫ります。
<写真下> 「JAXA i 」では「あかつき」の紹介映像を上映中。
(C) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)