
 |
クリスタルに文字が点灯し、スパイラルを描きながら駆け上っていく…。英国デザイン界の巨匠、ロン・アラッド氏とスワロフスキー社のコラボレーションが生んだ、超大作シャンデリア『Lolita』が、2004年ミラノ国際家具見本市(ミラノサローネ)に出展されたとき、世界各国の来場者は誰もが息を呑み、会場は幻想的な美しさで包まれました。その大きさのみならず、伝統のクリスタルのゴージャスな輝きをあますことなくクリエイトした芸術性はもちろん、ハイテク技術を駆使したインタラクティブな遊び心にうっとり、びっくり……。実はこのシャンデリア、クリスタルに携帯電話のメッセージが映し出されるのです。
ロン・アラッド氏が考案したこの『Lolita』は、2100個のクリスタル、1050個のホワイトLEDを採用したテクノロジー・アート。携帯電話からメール送信されたテキストがシャンデリア内で発光し、しかも螺旋形のフォルムによって、あらゆる方向からメッセージを目で追うことができるのです!
今年の10月には「ラフォーレミュージアム原宿」で行われた展覧会にも出展され、建築、デザインという枠を突き破り、多方面から注目を集めました。
たった今送信したばかりのメッセージが、魅惑の輝きに満ちたシャンデリアに次々に映し出されていく。なんだか、考えただけでもワクワクします。あなたなら、誰宛のどんなメッセージを『Lolita』に託しますか? |
 |

 |

 |
| 現在のイギリスを代表するインテリア・デザイナー。ロンドンのデザイン学校「ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)」では教鞭をとる。昨年末にオープンした「Y's」六本木ヒルズ店のインテリアは、彼の手によるもの。立体駐車場のターンテーブルからインスピレーションを受けてデザインした内装が、業界の話題を独占した。 |
|
 |
 |
『 Lolita 』
 |

 |
『 Baccarat ETERNAL LIGHTS 』〜バカラ永遠の輝き〜
 |
2004年11月6日(土)〜2005年2月20日(日)
恵比寿ガーデンプレイス・センター広場
http://www.gardenplace.co.jp
世界最大級のバカラ230燈シャンデリアが今年もフランスから上陸。恵比寿ガーデンプレイス10周年とバカラ創設240周年が重なる今年は、“240年のあかり”をテーマに、歴史と伝統に育まれた美しさに触れるさまざまなイベントやイルミネーションを展開。 |
|
 |

 |
こんな世界があったとは…。日本の万華鏡だけの認識で、この小さな穴を覗いたときに生まれる、うれしい裏切りと喜びのスクランブル。
「それこそが私たちがカレイドスコープの魅力に取りつかれた原点です」。
そう語る作者の中村明巧氏は、会社に勤める傍ら、夫人のあや子さんとともにカレイドスコープを創作する、まさに“二人三脚”のアーティスト。きっかけは10年前に仕事でスイス・バーゼル近郊に長期滞在した際に、あや子さんが買ってきた一体のカレイドスコープでした。
「現実的な話、コレクションには膨大な費用がつきもの(笑)。それなら自分で作ってみようと…」。
中に入れる素材はビーズが一般的ですが、中村さんの作品のおもしろさは、ビニールやドライフラワーなど「えっ?」と思うものが入っていること。あや子さんが描く個性的な筐体の美しさと相まって、不思議な世界を作り上げています。
「自分自身が気に入って楽しめることが大事。映像も自分の好みに素直なイメージで仕上げると、オリジナリティーのある作品になりえます。中途半端な思いが残らないように完成度の高いものを製作するよう心がけています」。
作品のネーミングにも目を奪われます。聞けば小説のタイトルを題材にしているとのこと。
「妻と家の本棚を見て、今回はこれにしようかというスタンス。作品のコンセプトがぶれないように、小説のイメージを映像に投影する感じです。人によっては『何で?』と思われるかもしれませんね」。
二度と同じ模様には巡り会えない、目の前を通り過ぎていく刹那の快楽。予測不可能な幾何学の美しさとは、ずばり何でしょう。
「難しく考える必要は何もないと思います。私たちの作品を覗いて単純にきれいと感じて、自然に口元に笑みがこぼれる。その瞬間こそ作者として何よりの幸せです」。 |
 |

 |

 |
| 明巧氏はサラリーマン、あや子さんは主婦兼イラストレーターを務めながら、週末を使ってカレイドスコープの創作に打ち込む。1994年にスイスで見つけた一体をきっかけに、97年7月から創作活動を開始。98年12月に渋谷パルコへの出品を皮切りにさまざまな展示会にて作品を発表、メディアでも多く紹介されている。 |
|
 |

 |
厳かな聖堂のステンドグラスを思わせるカレイドスコープの映像。小さな破片と鏡がつくる模様に光が重なるとき、二度と巡り会えない一瞬の美は偶然を繰り返しながら無限に広がる。
 |

 |
「塔の中の姫君」
ステンドグラス製のパーラータイプ(据え置き型)のホイール万華鏡。先端に取り付けた蝶々と花のホイールを回すことにより映像が変化する。鏡は2ミラーになっていて花びらの形で映像が広がる。 |
 |
「奇人宮の宴」
高さ37cm、幅・奥行き23cmとかなり大型の作品。覗き込むだけで映像が変化する電動仕掛け。ボディーは木製で、内部にはオイルが充填された円盤状のオブジェクトケースが隠されており、変形の3ミラー二等辺三角形で作られた映像が楽しめる。 |
|
 |
|
 |
|